永久歯が生えても、抜けない乳歯。4か月後に歯科で抜歯しました。抜歯後の注意点と経過の記録。
次男(6歳)の下の前歯の永久歯が、乳歯が抜けない状態のまま生えてきました。
歯医者さんからは、自分でグラグラ揺らすようにしてみて、それでも抜けなかったら抜歯するとの説明があり、様子見になっていました。
自分でぐらぐら揺らすようにして4か月。ほとんど動かないし、抜ける気配がないので、抜いてもらいました。
- 4か月揺らしても抜けなかった乳歯
- 歯並びを考えて、急きょ隣の前歯も抜くことに!
- 抜歯の手順
- 抜歯後の注意点と、処方されたうがい薬のこと
- 抜歯後の様子(写真あり)苦手な方は注意!
- 抜歯後の傷の経過と歯磨きのこと
- 今後気になること
▼ 前回、歯医者さんを受診したときの話はこちら
4か月揺らしても抜けなかった乳歯
前回、歯医者さんで診てもらったとき、
- 乳歯が抜けずに永久歯が生えるのは、よくあること。
- 今、奥に生えてきた永久歯は、乳歯が抜ければ正しい位置に移動すること。
- 今回のような場合、1か月たっても抜けなければ歯科で抜歯すること。
- 次男の場合は、今回の乳歯の隣が癒合歯(2本の歯がくっついて1本の歯になっている歯)であり、レントゲンで永久歯の数が1本足りないことが分かっている。その分、通常より歯の生えるスペースに余裕があるので、急いで抜歯する必要はなく、2~3ヶ月たっても抜けなかったら、抜歯する。
という説明を受けていました。
頑張って揺らすようにしているけど、永久歯が生え始めてから3ヶ月たっても全く抜ける気配はなし。歯医者さんで抜いてもらおうと予約していたのですが、受診前日にインフルエンザにかかってしまい、受診できず・・・。
当初の予定より遅れて、永久歯が生え始めてから約4か月後に抜くことになりました。
毎日頑張って揺らしてみたけど、4ヶ月たっても、ほとんど動かない乳歯。
頑張って私が揺らそうとすると「痛い!」という次男。
まだまだ、しっかり歯の根っこが残っているようです。
歯並びを考えて、急きょ隣の前歯も抜くことに!
診察台に次男が上がり、先生が今回抜く歯を確認。
今回抜くのは、下の右の前歯なのですが、隣の左の前歯も、あと数日で生えてきそうな状態になっていました。(生えてきそうな歯が、歯茎の中にうっすら見えている状態)
そうしたら、先生から次のような説明がありました。
- 次男の場合は、今回抜く歯の隣の癒合歯(2本の歯がくっついて1本の歯になっている歯)の後に生えてくる永久歯は1本だけなので、左右で歯の本数が揃わない。よって、唇の中心と、歯の中心がぴったりは合うことは難しい。
- でも、同じ位置の歯を揃えて抜いてあげることで、中心が合いやすい環境を作ってあげることができる。ちょうど、左側の前歯ももう生えてきそうなので、今日2本まとめて抜いてしまうほうが、歯並びの面でも良い。
- 隣同士の歯なので、麻酔もちょうど効いているし、今日まとめて抜いたほうが、本人の負担も少なく済む。
急きょ「2本抜いてはどうか」という提案を受けて、少し驚いたのも正直な気持ちです。でも、歯並びの面を考えて2本抜歯してもらうことにしました。
ずっと小さいころから診て頂いている先生なので、安心してお願いすることが出来ました!
抜歯の手順
私は待合室で待っていたので、立ち会ってはいないのですが、先生の説明と次男の話をまとめると、次のような流れで抜いたそうです。
- 歯のおそうじをする(今回抜く部分に限らず、全部の歯を掃除)
- 麻酔をする(次男の話では「何かを吹き付けられた感じだった」そうです)
- 抜歯する(すぐに抜けて、痛みもほとんどなかったとのこと)
- ティッシュのようなものを3分噛ませられて止血する
- 終了!
抜歯にかかった時間は、ほんと一瞬だったそう。
抜けた乳歯をみると、歯の根がしっかり残っていました。
歯医者さんで抜かずにいたら、抜けるのにあと何か月もかかったそうです。
処置にかかった時間は全部で20分くらいです。
抜歯後の注意点と、処方されたうがい薬のこと
抜歯後の注意点として教えてもらったのは以下のこと。
- 麻酔は1~2時間でさめる。さめるときに少しピリピリした痛みを感じることもある。めったにないが、痛みが強い場合は、痛み止め(カロナールなど)を使っても良い。
- もし、抜いた部分の歯茎を手で触ってしまったら、明日消毒のため受診する必要がある。触ってなければ、受診しなくて大丈夫。
- 明日の朝、抗生剤の入ったうがい薬でしっかりうがいする。
- 今日は、うがいは控えめにする。抜いた歯の周りは歯磨きしなくて大丈夫。
- ごはんは麻酔がさめたら食べて良い。
これは処方された、うがい薬。(開封前に写真とるの忘れたので、開封後のもの。)
次男の場合は、麻酔がきれるときにも、痛みはありませんでした。
今まで何カ月も、歯を揺らし続けていた次男。
口の中に手を入れるのが癖になっています。
「きっと、抜歯した後の傷口を無意識にさわっちゃうだろうな~」と思ったので、マスクをさせておきました!
そうしたら、これが大成功。
でも、マスクをはずしたお風呂のときには、触ろうとしていたので、私が注意して見ていました。もう、無意識に触る癖がついているけど、マスクがあると思うと、手が口にいかないようです。
抜歯後の様子(写真あり)苦手な方は注意!
参考までに抜歯後の写真も載せたいと思います。(苦手な方は注意してください)
まず、これは抜歯前の写真
そして、抜歯直後の写真。
これは抜いてもらった乳歯。しっかり根が残っています。
揺らし続けて抜けなかった右の前歯は、ほんと少しだけ根元がとけていたけど、しっかり残っていました。
抜けた歯は、歯医者さんがかわいいケースに入れてくれました。
手首に付けて持って帰れるようになっていて、次男はとても嬉しそうにしていました。
抜歯後の傷の経過と歯磨きのこと
抜歯直後は、穴が空いていて、血の色も濃かったのですが、少しおちついてきました。
これは抜歯2日後の写真です。
抜歯後は、歯が抜けた部分に食べ物のカスがつまってしまいます。
でも、そこを磨くことはできないし、触ってばい菌が入ったら嫌なので、いつもより念入りにうがいをさせています。
調べてみると、同じように「食べ物がつまってとれない」という悩みは多いみたい。
どうやら、歯茎が治るにしたがって歯肉が盛り上がってくると、自然と食べ物のカスもとれるそうです。
次男の場合も、抜歯当日に夕食を食べたときは、食べ物がつまっていましたが、2日後には、ほとんど気にならなくなりました。
今後気になること
今後、気になるのは、奥に生えてきた永久歯がどのくらいの期間で正しい位置に動くかということ。個人差はあれど、数か月はかかるようです。
これについては、また記録していきたいと思います。
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