【ラク家事】ごはん作りのハードルが下がった本「しない料理」
私は料理があまり得意ではないので、毎日のごはん作りには頭を悩ませています。
「栄養があるごはんを、ちゃちゃっと作れるようにしたいな」と思い見つけたのがこの本です。この本を読んで、ごはん作りに対しする視点が変わってきました。
毎日のごはん作りをラクにしたい人におすすめの本
口コミにもありますが、この本は料理をもっと極めたい方向けの本ではありません。
料理に時間をさきたくない方が「どのように料理と向き合うと、ラクに、でもきちんと手作りでごはん作りをこなせるか」のノウハウがのっています。
取り上げられている内容を大きくわけると、
- どの食材を選べば、手間をかけずに調理できるか
- どの手順で調理すれば、洗い物が少なくすむか
ということが書かれています。
育児中のママにおすすめ!
「料理を基礎から学びたい」「レパートリーを増やしたい」という視点ではなく、いかに毎日の食事作りを効率化するか、洗い物を減らすかなどを焦点にあてています。
この本が向いているのは「ラクしたい人」。私は、時間に追われる育児中のママにはぴったりの本だなぁと思いました。
だって、料理を作るのも子供の世話をしながら、そしてようやく出来たごはんを慌ただしく食べて、そして片付けも子供に何度も中断されながら食器洗いするのって、本当に本当に大変なことですしね…。
そして、それが数年続くんですもん。もー、すごいストレス!
うちは、もう子供が小学生なので、前よりはだいぶラクになりました。でも、赤ちゃん~未就園児くらいの頃は本当に大変で大変で。5分くらい作業すると、すぐに中断。二人に絶え間なく呼ばれたり、泣かれたり、ケンカを仲裁しに行ったり。はかどらない家事に毎日ストレスを抱えていました。
私がマネしてみたこと
「効率的にごはんを作る方法・手順」には、すぐにマネできるコツがたくさん。
例えば、
- キュウリはスティックに切るのも面倒だから、半分に切る
- 生姜焼きを作った後は、フライパンが調味料でベタベタ。洗うのが大変だから、残っている調味料をいかして、もう一品簡単なものを作る。
- 野菜は茹でたら、つゆに漬け込めば完成
- 野菜を茹でるときは、一つの鍋で順番に!(お湯を新しく沸かさない)
などなど。
なるほど!野菜スティックって、スティック状にするものだと固定観念にとらわれていたと気付きました。確かに半分に切っても味は変わらないし、大き目に切ったきゅうりにかじりつくのも「とれたて野菜にかぶりつく感」が味わえていい!
早速、試してみたのですが、家族から不満はなし。子供が「今日のきゅうりは大きいね~」の一言のみでした。
そして、二つ目の生姜焼きの残りのたれを利用したもう一品作り。
これ、本当にいいアイディアなんですよ~!
油&調味料が混ざってギトギトのフライパンを洗うの、ストレスだったんです。今までは使い捨てのウエスで拭ってから洗っていたけど、やはり油が少ない料理に比べると、洗うのに時間もかかります。
でも、残りの調味料を活かして、もう一品簡単なものを作ると、フライパンもキレイになって洗いやすい。そして、生姜焼きの旨味がとけたタレの味で次のものもおいしく仕上がる。実用的だなぁと思いました。
この本で紹介されている「手間をかけない」「無駄を減らす」というやり方が、私はとっても気に入りました。
本を参考に我が家の定番メニューを追加!
この本を参考に、オニオンスライスとオクラのめんつゆ漬けを定番メニューに追加。疲れたときにも元気がでる、かんたん副菜です。
☆オニオンスライス
5分くらいで出来るので、時間がないときにも、ささっと完成する一品。
「子供には、生の玉ねぎは、辛いかな~」と思っていたのですが、長男も次男も大好きでもりもり食べてくれます。
そして、生の玉ねぎには、安眠効果があります ♪ 安眠効果を期待して、ぐっすり眠れるように、夕食時に作ることが多いです。夜なら、玉ねぎのにおいも気にならないですしね。
【簡単!オニオンスライスの作り方】
- 玉ねぎの皮をむき、スライサーですりおろす
- 塩水につけて、軽くもむ
- 塩水をきり、玉ねぎをぎゅっとしぼったら完成
味付けは、お醤油+削り節がシンプルでおいしいです。
お醤油の味付けのものって、ごはんが進みますし、みんなが気に入る無難な味付けだと思います。他にオススメの味付けは、ミツカンのカンタン酢を加えること。
▼ 酢の物も簡単にできちゃう ♪ すぐに味がきまるのでラク
カンタン酢には、普通のものと、黒酢のタイプがあります。私がおすすめなのは、黒酢のほう。黒酢を加えると、辛みが強い玉ねぎの場合でも、辛みが抑えられるので食べやすくなります。
こちらが普通のカンタン酢。キュウリの酢の物とか、マリネとか色々な料理に使えて便意。
こちらが、黒酢。オニオンスライスに合うのはこれ!辛みが減るので、子供でも食べやすくなります♪
☆おくらのめんつゆ漬け
おくらは、ねばねばのパワーで元気になれるのもお気に入り。
おくらめんつゆ漬けは、茹でて、お醤油やめんつゆをかけるだけです。
個人的には、おくらは、刻んだものを醤油で味付けしたものを、ごはんにかけて食べるのが大好きです。
でも、「きざむ」一手間が面倒に感じてしまっていました。ねばねばしたものを刻むのって、なんとなく面倒なんですよね…。食べたいけど、ちょっと面倒に感じてオクラを食べる頻度も減っていました。
でも「しない料理」を参考に、茹でた野菜をたれに漬け込んで完成で良し!としています。普通においしいです。
一手間かけて刻むのもいいけど、面倒に感じて食べなくなっちゃうよりは、自分が「食べたい!体が欲してる!」と思った時に、簡単な調理方法で食べられるほうがいいと思っています。オクラを食べたくなるのは、ちょっと疲れたとき。そんな元気がないときは、できるだけ料理もラクにすませたいですしね。
「手間がかかる食材」を選んでいたと気付いた
「しない料理」には著者がどのように食材を選んでいるのかがのっています。
手間を省く食材の選び方が、この本で一番参考になりました!
マキさんは生活クラブ(生協)を利用されていて、本の中には、生活クラブの食材もたくさんのっていました。
実は、私も8年近く前から生活クラブを利用しています。興味深く、自分が選んでいる食材とマキさんが選んでいる食材を見比べてみると、私がよく選んでいるものは手間がかかる食材ばかりでした。
例えば、お肉ですが私は豚の小間切れをよく買います。安いし切ってあるので扱いやすいとの理由から。
でも、マキさんにとって小間切れ肉は手間がかかる食材だそう。理由は、細切れ肉は他の野菜と一緒に調理する必要が多く、調理に手間・時間がかかるから。
お肉の時短食材は、ステーキ肉など「焼くだけで調理が完成する形状のもの」だそうです。もちろん、メニューや家族の好みも関係するし、一概には言えないけど…。「そういう視点もあるのか!」と気付かされました。
最後に
料理に限らずの話ですが、自分で「こうあるべき」という姿を作りだしちゃうことってあると思います。
自分の慣れ親しんだ味・調理法がベースになっているので、そこを基準に考えちゃうことってありませんか?
私の場合は、そういうことが多くて、その固定観念にしばられているから、余計ごはん作りのハードルが上がっていたように思います。
でも、子育てが始まり「時間がなさすぎる…」という状況が続く中で読んだ「しない料理」。「ラクしてるのに、栄養バランスよさそう」「あっという間に完成させている」。同じように子育て中でも、こんな風に効率的にごはん作りしている方がいるんだな~と参考になり、今までの固定観念を見直すことが出来ました。そうしたら、ぐっとごはん作りがラクになりストレスが減りました。
同じような境遇の方には、とってもオススメの本です。